アルバムプロジェクト現地業者打ち合わせ報告
岩手県陸前高田現地視察および評議員会合報告

日ごろより「児童夢基金」に御賛同いただき有難うございます。
2011年9月3日に行われました「想い出のアルバムを復元しよう!」プロジェクト現地打ち合わせおよび小笠原ちとせ評議員との会合について、 現地でのやり取りをまとめましたので項目ごとに下記ご報告申し上げます。



Ⅰ.アルバムプロジェクト
アルバム作成業者様 写真館 尾形昭氏と打ち合わせ。
街はすべて流され会合場所がなく、雨天につき車中でのミーティングとなりました。
【参加者】
 委 員:高岡哲郎・高橋睦美・青柳由美子
 評議員:小笠原ちとせ
 写真館:尾形昭氏
◆アルバムのコスト確認
小学卒業アルバム定価17000円/冊を各協力業者の賛同をいただき10000円/冊で納品いただくことに。特に製本は原本を忠実に復刻したいため既存の製本業者に依頼。
(中国の製本業者はCPが高いがやり取りの手間と納期の不安定さが否めないので既存業者を前提にする)製本業者は九州の松本(株)、製作期間は約2週間。
ただし中学卒業アルバムは業者のすりあわせが未完了なので単価は流動的。
◆アルバムプロジェクト対象児童の設定
アルバムがほしい方は成人から保護者まで多数。
アルバム復刻対象は平成13年度~21年度に気仙小、気仙中を卒業した方のアルバム。プロジェクト対象者は現在、高田高校、大船渡高校、大船渡東高校、 住田高校に在校している3年生までをくくりとする。また気仙小22年度卒業生は震災した次の日にアルバムが納品されたため対象外。
津波で残った写真
[こどもたちの想い出の写真]
◆対象者の予想人数(アルバム納品数)
小学生の各学年合計が13名から20名。
(13~20)×小学6卒学年+中学4卒学年≠160冊と予想されます。
◆支援金額の設定 
全額援助を目標にするか一冊あたりの援助額を設定したほうが良いか委員会の決定が必要(例えば一冊7000円の支援であれば総額112万円)。
アルバム総数を9/30までに締め切っていただけるよう小笠原評議委員に依頼。
◆プロジェクトの広報活動
小笠原評議員を中心に小学校、中学校、そして高校の先生方の協力を得て対象者に「児童夢基金」のチラシを配布し公平に正しい情報がつたわるように御協力いただく。


Ⅱ.岩手県陸前高田現地視察および評議員会合報告
募金を継続的に集めると同時に、どんな活動が実際に現地で望まれるのだろうか・・ そう考えながら、陸前高田市、大船渡市、および気仙郡住田町を小笠原評議員に案内して頂きました。
瓦礫がきれいに撤去された町は、少し前ここに伊達藩が築きあげた由緒ある数千戸の住宅があったとはとても思えない更地になっています。 金属、木材、車など分別された瓦礫は20メートルくらいの山となって、あちこちに存在しています。

被害のひどかった陸前高田市立気仙小学校の内部をみてきました。
陸前高田市立気仙小学校
陸前高田市立気仙小学校
[時計の針はどれも2時48分で止まったまま]

傾いたグランドピアノ、三階のアルミの窓枠は津波の勢いで曲がり、瓦礫はすべてその時のままです。すさまじい光景は、本当に胸が苦しくなる状態です。
しかし、ここにいた生徒を全員無事に避難させることができた先生方の力に心から敬意を表します。
すさまじい光景
すさまじい光景
すさまじい光景
[未だ胸が苦しくなる状態]

小笠原評議員の新しい借家にお邪魔しました。
山中の、素晴らしい自然環境のお宅で温かいご家族にお会いしました。
御主人は私立高校の教諭です。 御主人も交えて、本当に今後必要な支援は何だろうか・・
と話し合いました。
すさまじい光景
児童に夢を・・・
お芝居の公演?交換ホームステイ?などさまざまな意見が出されました。 私たちの自己満足で終わることではなく、そっと気持ちを伝える方法、 本来の支援とは・・

そして一つのことに気がつきました。
生徒たちを一日も休みなく見守り、大きく包み、自分のことを犠牲にして生徒のために教育を続ける・・先生たちの疲労感が大きな問題になりそうだと。 自らも被災されている先生方には今までどこからも直接的な支援を受けていないことを知りました。先生方は3月11日以降、一日も気持ちが休まることがないそうです・・ 常に生徒たちの命を預かる責任をもっていらっしゃいます。 精神的にも肉体的にも限界状態ではないでしょうか・・

「児童に夢を!」これを継続的に実現されるには、まずは側で生徒を支援する 先生方に元気になって頂くこと!そして初めて、私たちも現地の先生方のご協力を得て、次の活動へ進めるのではないでしょうか・・ 諸々実行委員で話し合いをした後、また御報告させて頂きます。
事務局:青柳由美子
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